酬恩庵しゅうおんあん(別名:一休寺)とは
酬恩庵は、京都府京田辺市にある臨済宗大徳寺派りんざいしゅうだいとくじは禅寺ぜんじ。一休さんが晩年ばんねんを過ごしたことで「一休寺」とも呼ばれています。

一休さんってどんな人??

一休宗純いっきゅうそうじゅん、通称一休さんは室町時代(14 世紀〜15 世紀)の 禅僧で、特に、禅僧としての枠にとらわれず、世俗的せぞくてきな常識にとらわれない考え方や 行動が多くの人々に親しまれました。彼のユニークでユーモアのある言動や逸話いつわは、 後に「一休さん」としてさまざまな物語や伝説になり、子ども向けのアニメや絵本でも描かれることが多く、今でも広く親しまれています。

一休寺は、彼の死後に建立されたとされています。一休宗純が生前に住んでいた寺院 が、現在の「一休寺」として存在しているわけではなく、彼の精神をたたえる意味を込めて建立された場所です。そのため、ここは一休宗純に関連する聖地として、彼の教えや業績を感じることができる場所とされています。

また一休寺は、建築様式や庭園の美しさでも有名で国指定の名勝とされています。国の重要文化財は10個もあり、境内けいだいには宝物殿ほうもつでん、一休の墨跡ぼくせき、天皇が使われた品、宝物などが展示されています。